夫婦・パートナー間でのトラブルの「きっかけ」のうち、かなり多いのが「パートナーのスマホを見たら、あんなことやこんなことが・・・」というものです。

みなさんは、パートナーのスマートフォン(携帯電話)を「見る派」ですか?「見ない派」ですか?

今日はちょっと真面目にこのことについて考えてみます。

まだ携帯電話やパソコンが普及していない時代、遠方の人とのやり取りの主流は手紙でした。
手紙を勝手に開けて見る行為、これは憲法上(憲法21条2項後段の「通信の秘密」)も刑法上(刑法133条「信書開封罪」)も問題のある行為とされています。
しかし、法律がまだ時代に追いついていないためか、メール等を見る行為については、そのような規定はありません。

ただ、スマートフォンに何らかの形でロックがかかっている場合、勝手にそのロックを解除して携帯を見る行為は、不正アクセス禁止法によって罰せられる可能性があるのです。
たとえ夫婦やパートナーであっても、承諾を得ずにロックを解除して携帯を見る行為は違法なのです。

では、ロックがかかってなければよいのでしょうか。確かに、明確にそのような行為を罰する法律はありません。ただ、プライバシー権(自身のプライバシーをコントロールする権利)の侵害として損害賠償請求の対象となる可能性はあります。そのプライバシー権は、携帯の持ち主はもちろんですが、例えばメールなら、メールの相手方のプライバシー権も侵害している可能性があるのです。

もちろん、夫婦やパートナー間で「隠し事なんてもってのほか!」と思われる方もたくさんいらっしゃるとは思います。しかし、そう思うのであれば、携帯を勝手に盗み見るような関係ではなく、そんなことをしなくても何でも腹を割って話し合える、そんな関係性をパートナーと築くことが大切だと思います。

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